樋口孝之 HIGUCHI Takayuki

都立墨田川高等学校 大学34回生(86.3卒,88.3修士) 博士(学術)(04.3千葉大学)

88.4 清水建設株式会社
97.10 樋口孝之デザイン研究室
98.8 文化庁派遣芸術家在外研修員 Kunstakademiets Arkitekt- skole(デンマーク)
04.4 千葉大学

所属学協会

日本デザイン学会 日本インテリアプランナー協会

■主な学術論文・著書

1.明治中期に公布された意匠条例に用いられた「意匠」概念,JSSD185,45-54,2008
2.明治中期において文化に関わる言説に用いられた「意匠」概念,JSSD185,35-44, 2008
3.明治初期から中期の美術工芸振興活動にあらわれた「意匠」概念,JSSD181,87-96,2007
4.明治の辞書にみられる西洋語に対応した「意匠」の語義,JSSD161,11-20,2004
5.日本における漢語「意匠」の受容と解釈,JSSD161,1-10,2004
6.「たくむ」「たくみ」語義の形成と変遷,JSSD158,101-110,2003 
7.デザイン事典,日本デザイン学会編集(分担執筆),デザインと多様性科学−多様な価値の 存在としての豊かさ,324-325,社会の科学,344-345,朝倉書店,2003

日本におけるデザイン思考・行為をあらわす言語概念の研究
(左)英語designとその対訳語 (右)『附音挿図英和字彙』(1873年)design関連語の対訳

■主な教育プロジェクト

共生環境デザインによる房総半島活性化支援大陸間デザイン教育プログラム

■デザイン活動

自然環境と人工環境が上手に連関する環境形成に向けたデザイン開発の思想と手法。また,文化の自律と多様な価値の混在のゆたかさを尊重し,より良い地域生活文化を構築するためのデザインの検討と実践。


(左)セコム上信越本社ビル:情報通信と警備保障を行う企業の本社ビル。信頼を表す堅牢感と開放を表す透明感を組み合わせた空間。(右)京橋Sビル:技巧的な大工棟梁に古く起源をもつ建設会社のサテライトオフィス、クラフツマンシップへ敬意をはらい木工造作技術を最大限に引き出す。


(左)タラサ志摩:やわらかな曲線で重なり合いながら構成されたフォルムにより視線の移動にともなう多彩な変化。現代的空間のなかに伝統的建築要素を再構築。(右)アミティエ新大阪:高度な免震構造を備えた集合居住施設において,変位に適応させたインテリア計画。

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